有料老人ホームの中でも入所中にかかる費用が大きい高級老人ホームはだんだんと増えてきています。
高い質のサービスを受けられるという話が広がっているからですが、介護職として働く側の立場になってみると仕事の内容は他の入所施設と違うのかというのが疑問になるでしょう。
確かにサービスが充実していて、他の有料老人ホームなどでは受けられないものがある場合も少なくはありません。
出張で美容師に来てもらって中でヘアケアをしてもらえる、外部カウンセラーに来てもらってカウンセリングを受けられるなどといったサービスをしている高級老人ホームもあります。
より詳細な高級老人ホームの特徴は【全てが段違い!高級老人ホームの実態】をご覧ください。
ただ、典型的な介護職が担う仕事に注目すると内容にほとんど違いがあるわけではないのが実態です。
介護職の場合には身体介護や生活介助をするのは全く同じで、トイレやお風呂などの介助が代表例です。
それ以外の部分で追加で必要になる業務は外部サービスを利用するときの手配や受け入れ、案内といった程度で、施設によっては別の担当者を置いていることもあります。
仕事をする上での違いは利用者に富裕層が多いことで高い地位で働いてきた人やその配偶者が入所している点です。
その影響で高いレベルの接客マナーが求められる傾向が強く、きちんと目上の人に接する態度がなくてはなりません。
また、高級老人ホームとなっているのは立地が良くて環境も優れているからである場合も多く、マナー面での仕事の大変さこそあるものの、環境的には働きやすいのが魅力です。